ベートーベンのピアノソナタを打ち込み始めた頃は、楽譜はIMSLPというフリーでダウンロードできるサイトから落とし、印刷し使っていました。 ただ時折自分の楽譜と先生のコメントが食い違うことがありました。 やり取りのなかで、それは使っている楽譜の違いだということがわかりました。 お粗末ながらそんなことも知らずにやっていたわけです。
その後、原典版で有名なヘンレ版のベートーベン、ピアノソナタ全集(上下)を購入し、今ではそれを確認しながら使っております。 音楽生なら誰でも使っている権威のある原典版だそうです。 「自筆譜や初版など、研究家や著名な専門家による研究をかさね編纂され、もっともオリジナルに忠実な版であり、作曲家自身の意図を残した信頼できる原典版」・・・というのがうたい文句らしいです。
でも、これがまた分厚く(上下、併せて5cm)その上大変重いのです。 そこで必要なところだけスキャンしPDF化して印刷して使おうかなと思っていました。 ところが、昨年末Apple Storeを覗いていたら “Henle Library” というiPad用のアプリが出ているのを知りました。 そのLibraryにはなんとこのHenle版のピアノソナタ集も載ってました。 手持ちのiPad Pro 12.9inchで表示させると、ほぼ楽譜と同じ寸法で閲覧できます。 これなら書き込みも出来るし、ということで暫く使ってみることにしました。 ・・・でもそのうち、また紙に戻るような予感はするんだけれど!