令和4年 元旦

新しい年をお祝い申し上げます。 今年こそ穏やかに過ごせますよう!

さて、年頭に当たり今年もどのような曲の打ち込みをしようか考えて見ました。
1.ベートーベンのピアノソナタ
 現在、29番「ハンマークラビア」の音作り中です。 厳しい我が師のコメントを頂きながら第三楽章、第四楽章、第一楽章、第二楽章の順に進めております。 あまたあるピアノ曲の中でも最高峰といわれている曲ですが、何とか仕上げることが出来ればいいなと思っております。

 実は29番につずく30,31,32番については、この打ち込みレッスンの当初にとりくみました。 数年前の我が師のリサイタルのメイン曲がそれぞれベートーベン最後期のこの三曲のソナタでしたので恐れ多くも取り組んだわけです。 でも、今聴くとまだまだ手を入れなければな・・・と思うところが多々あります。

2.弦楽器
 昨年はベートベンのバイオリンソナタ「クロイツェル」とチェロソナタ3番を打ち込みました。 ここではソロ弦の打ち込み技術の奥の深さを思い知り、これは勉強のしがいがあるなと思いました。 そのほか、ハンマークラビアのレッスンの合間に、弦楽合奏曲「AlbinoniのAdagio」を各パートのバランスを勉強するために打ち込んでみました。

 今年はチェロの魅力を十分発揮している曲をいくつか打ち込んでみようと思っております。 一つは、私がチェロを始めるきっかけとなったシューベルトの「アルページオーネソナタ」です。 なぜか分かりませんが時折無性に聴きたくなる不思議な曲なんですね。

 それとエルガーのチェロ協奏曲 ホ短調 作品85。 この曲は夭折したジャクリーヌ・デュ・プレの熱演で有名ですが、特に冒頭のカデンツァで一気に曲に引き込まれます。 ここをどう打ち込むかが研究のしどころでしょうね。 また、シューマンのチェロ協奏曲イ短調作品129も魅力的ですね。 ですから交響曲というよりも弦楽器の魅力を引き出すソナタやコンチェルトを打ち込んでみることにしました。 それらは自分では到底弾ききれない曲ばかりですが、DTMならば何とか思うように弾けるんじゃないかな。 只、大作ばかりでは肩がこるので時には美しいチェロの小品などにも取り組んでみようかなとも思っております。

 ・・・というわけでどうなりますことやら。