1.楽譜の認識
現在エルガーのチェロコンを我が師にリモートレッスンしてもらっているところですが、合間を見てシューマンのチェロ協奏曲イ短調作品129を少しずつ打ち込みはじめております。 この曲はドヴォルザーク、ハイドン(第2番)と合わせてチェロの3大協奏曲といわれている名作です。 当然のことながら自分のチェロの実力では到底演奏が出来ない非常に高度な技術を必要とする曲です。 そこで打ち込みということになるんですが、おおもととなるmidiファイルがどういう訳かネット上に全く見当たりません。 そこで久しぶりに楽譜からの「midi起し」ということになりました。
最近は多くの楽譜がPDF化されておりますので紙の楽譜をスキャンするところから始める必要がなくなりました。 只、PDFをmidiに変換する認識精度がソフトによってかなり異なります。 私は、KAWAIのScoreMakerを使ってますが、この認識精度はかなり秀逸だと思います。 変換後、midiを出力させればいいわけです。 尚、midi出力の前に認識ミスを修正しておくと後が楽ですね。
2.オーケストレーションでのPC負荷について
さて、エルガーのチェロ協奏曲は24トラック必要でしたが、シューマンは18トラックでした。 今まではせいぜい10トラック以下でしたので問題なかったんですが、一挙に24トラックも楽器を立ち上げるとさすがにPCも息切れしだしました。 そこで遅ればせながら、以前より検討していた”Vienna ensemble pro 7“を導入することにしました。
このソフトを「サーバー」として同時に立ち上げ、今までDAWに乗せていた音源をこっちの方にインストールします。 これでDAWに掛かる負荷を抑えようというものです。 更に、このサーバーを同一PC内だけでなくネットワーク上の他のパソコン上に置くことも出来ます。 ですから、サーバーの方に音源をインストールした”音源専用パソコン”として本体とLAN接続すれば、PC負荷を気にすることなく打ち込みが出来るようになるわけです。 これで全く問題が無くなりましたし、使ってないPCの有効活用にもなりました。