Bach  Goldberg Variations ARIA(Harpsichord)

 さて、ゴールドベルグ変奏曲本来の曲名が「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」とあることから、今回は最初のアリアをチェンバロで打ち込んでみることにしました。

 今ではグレングルード以来ピアノで弾くケースが大部分でしょうか。 ピアノの場合は音の強弱も曲作りに多大の影響を及ぼしますが、チェンバロの場合は爪で弦をはじく構造ですので殆ど音の強弱をつけることができないんですね。 更にレガートのように音を引っ張ることもできません。 つまり音作りの重要要素がかなり制限されるわけです。 そこで、先ずはピアノに取り組む前にチェンバロに取り組んでみようと思った次第です。 今回は一応4声と捉えてして4トラックを使いました。

 音源はModartt社の物理音源、Pianoteqに付属するチェンバロを使いました。 銘器Hans Ruckers II le Jeune (1624)をモデリングしたんだそうです。 基準ピッチはバロック時代に合わせて、415Hz、音律は和音の響きが良いと言うことで我が師のサゼスチョンで平均律ではなくヴェルクマイスターを使いました。

 尚、原曲には変奏曲によって一段目で弾く、二段目も使うという指示があります。 どうやら一段と二段では爪で弦をはじく位置等が違っており音質が違うんだそうです。 その上、二段ですからピアノと違って左右の手の交差や接近戦が容易になるようです。 これはピアノ弾きには大分助かるんでしょうね。 幸いなことにこの音源には下段、上段のパッチが揃っております。(実はオクターブ上の三段まである)

 さてアリアには二段の指示がありません。 でもA→A’、B→B’の繰り返しが味気ないという我が師のサジェスチョンで繰り返し後を上段でちょっと音質を変えて打ち込んでおります。 いかがでしょうか。

   曲名:Goldberg Varriations“ARIA”
   音源:Modartt Harpsichords
   Audio file format:mp3(PCで直接聞かれる方はご参照ください)

   YouTube: Bach Goldberg Variations “ARIA”(Harpsichord)